USDC発行企業の新BTC、11週で流通40枚|WBTCと2911倍差

2026/08/31・

よきょい

USDC発行企業の新BTC、11週で流通40枚|WBTCと2911倍差
ct analysis

サークル(Circle)が発行するビットコインのラップドトークン「cirBTC」は、イーサリアム上での提供開始から約11週間が経過した8月27日時点で流通量が40.02450077枚にとどまりました。同社の準備金ページでは、14のビットコインアドレスに42.5114162BTCが確保され、カバー率は約106.2%、余剰は2.48BTC強と示されています。裏付けの厚みという点では不足がありません。問題は、その裏付けが支えるべき市場がまだほとんど存在していないことです。

比較対象との規模差は桁が違います。WBTCの流通量は116,499.2018枚、コインベースのcbBTCは複数チェーンの合計で98,668.19枚で、cirBTCとの差はそれぞれ約2,911倍、約2,465倍です。DefiLlamaではWBTCの24時間出来高が約1億1,049万ドル、cbBTCが約3億3,855万ドルと記録されていました。一方、CoinGeckoの検証済みcirBTCページでは、24時間の出来高、流動性、取引件数のいずれも数値が付いていませんでした。

信用力は流動性を生まない

cirBTCは信用面の不足によって伸びていないわけではありません。発行体はサークル・インターナショナル・バミューダ、原資産の保管はサークル・ナショナル・トラストが担い、同トラストは7月に米通貨監督庁(OCC)の最終承認を受けています。適格な法人はCircle Mintを通じて直接の発行と償還が可能です。それでも担保として機能させるには、取引所やマーケットメイカー、レンディングプロトコルが「もう一つのビットコイン表現」を採用する必要があり、その判断は信用審査よりも既存の流動性に引き寄せられます。



配布力そのものが疑われているわけでもありません。USDCの流通量は第2四半期末で733億ドル、同期間のオンチェーン取引量は14.8兆ドルに達しました。大規模なトークンネットワークを運営する能力は実証済みです。ただし、ドル建てステーブルコインで機能した経路がラップドビットコインでそのまま再現されるとは限りません。ステーブルコインは決済需要が先に立つのに対し、ラップド資産は担保需要が先に立ち需要の起点そのものが異なるためです。

「中立性」の定義が示すもの

サークルは8月11日の文書で、ラップドビットコインは「戦略的に中立」であるべきだと主張しています。自社の取引所やレンディングを併営する事業者が発行すると利益相反が生じうる、という整理です。ただしcirBTCの設計では、発行、保管、直接償還、配布のいずれもサークル系の法人が担い、対となるドル流動性のUSDCも同社が供給し、決済ネットワークArcも自社で構築中です。ここでの中立性は、構造的な分散ではなく第三者会場に対する商業的な中立を指していると読むのが妥当でしょう。

次の検証点はArcです。パブリックメインネットは9月16日の予定とされ、100を超えるビルダーと、大手金融・決済企業を含むバリデータ群が参加すると説明されています。cirBTCの初日対応が確約されているわけではありませんが、カストディ、ステーブルコイン、ラップドビットコインが一つの決済環境に揃えば、発行から実際の利用までの距離は縮まります。逆に、レールが整った後も流通量が40BTC付近から動かなければ、「立ち上げ直後だから」という説明では片付かない数字になりそうです。

【PR】Triaカードでキャッシュバック率6%を実現!

Triaカードは世界中で使える仮想通貨クレジットカード (無料プラン有) で、最大6%が仮想通貨でキャッシュバックされます。

資産運用や最大40倍レバレッジの仮想通貨取引も同一のカード管理アプリから行えます。「バーチャルカードプラン」は期間限定で無料となっているため是非この機会に登録しておきましょう。(登録に必要なアクセスコード:MWVJXJ6475

Triaの特徴

仮想通貨で決済可能なクレジットカード
② 最上位プランで最大6%のキャッシュバック率
③ BTCやETH、JPYCなど1,000種類以上の仮想通貨に対応
お申し込みはこちら
※登録は数分で完了します

記事ソース:資料

ニュース/解説記事

Enable Notifications OK No thanks