機関投資家が本当に恐れるのはビットコインの「量子攻撃」リスク?

機関投資家が本当に恐れるのはビットコインの「量子攻撃」リスク?
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ビットコイン財務企業ストラテジー(旧マイクロストラテジー)が保有ビットコインを売るのではないか―。市場でくすぶるこの懸念について、米仮想通貨運用大手Bitwiseのマット・ホーガンCIOは「過大評価されている」との見方を示しました。同氏いわく、機関投資家がより心配しているのはストラテジーよりも「量子コンピューター」の方だといいます。



「爆発」ではなく「沈静化」していく

ホーガン氏はストラテジー社をめぐる懸念は時間とともに中心性を失っていくとみます。根拠として挙げたのが、過去の「クリプトブギーマン」です。かつて市場はマウントゴックスの分配やグレースケールのGBTCからの資金流出を「頭上に迫る巨大な津波」と恐れました。

しかし実際に起きたのは爆発ではなく、市場がそれを織り込み、やがて無関係に近い存在へと薄れていく展開でした。「妖怪は超新星のように爆発するのではなく、すすり泣くように消えていく」と同氏は表現します。

ストラテジーも同じ道をたどる、というのが同氏の見立てです。同社は長く存続してビットコインで興味深い取り組みを続けるだろうが、破綻もしなければ、さらに80万BTCを買い増すこともない―エコシステムの一部として落ち着いていく、と語ります。

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過敏な「32BTC売却」反応と、機関が恐れる量子

同社のラスムッセン氏も「懸念していない」と同調します。

顧客からの質問は多いものの、市場は同社がわずか32BTCを売却した事実に過剰反応している、と指摘。その翌週には1000BTC超を買い増しており、需給で見れば依然としてビットコインにとってネットでプラスだと説明します。両氏とも、いずれ同社の大量購入は鈍るとみますが、それは「市場の3〜4割を一社が持ちたがるはずがない」以上、織り込み済みの展開だといいます。

むしろホーガン氏が機関投資家から多く受けるのは、ストラテジーより量子コンピューターに関する質問だといいます。実際、コインベースは約700万BTCが将来の量子攻撃の射程に入りうると報告しており、長期保有者の論点は財務企業の売買よりも先の技術リスクへと移りつつあります。ラスムッセン氏は10年後のビットコインを動かすのは「ストラテジーが買うか売るか」ではなく、通貨の希薄化や債務問題、そして金やビットコインのような供給上限のある資産への需要だと締めくくりました。

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記事ソース:Milk Road

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