イーサリアム利回り2.6%→1.2%へ半減案|Aave創業者「有害」と警告
よきょい

イーサリアムの改善提案EIP-8361が、バリデーターの利回りを現在の約2.6%から約1.2%へ、18カ月かけて54%引き下げる内容を示し議論を呼んでいます。仕組みはバーン(焼却)で、ステーキングされるETHが増えるほどコンセンサス報酬の焼却割合が高まる設計です。
提案では、ステーク量が6,025万ETH(供給の約半分)に達すると、正常に稼働するバリデーターが得るはずのコンセンサス発行分が相殺される計算になります。優先手数料とMEVは対象外ですが、その収入は最大0.20%程度と見積もられており、現在のステーキング利回りの93%以上をコンセンサス発行が占めるとしています。
Aave創業者のスタニ・クレチョフ氏は、コンセンサス利回りが予測しづらくなったりゼロに近づいたりすれば、機関投資家のETH需要やソロステーキング、ETHの借入、そしてETH建てDeFi全体が弱まりかねないと警告しています。
Unfortunately this proposal doesn’t achieve the outcome it tries to achieve and is actually hurtful for Ethereum.
It caps Ethereum staking rewards to 0% when over 50% of supply staked.
What this mean is that Ethereum staking yield becomes unpredictable and even fully… https://t.co/IYUst52Dt3
— Stani (@StaniKulechov) August 4, 2026
同氏が特に問題視するのは、DeFiで繰り返し発生してきたETH借入需要の担い手であるレバレッジ・ループです。ループが解消されWETHの債務返済が進めば、AaveやMorpho、Sparkの借入利用率が下がり、貸し手の利回りも圧縮されるとしています。
一方、Jérôme de Tychey氏は拙速との批判に反論し、「Proposed for Inclusion」は議論の開始にすぎず、18カ月の段階導入を含めれば市場には約2年の調整期間があると説明しています。バリデーターの参加待ち行列が上限近くで推移していることから早期の対応が必要との見方もあり、今後の議論の行方が注目されそうです。


























































